先輩カントクたち

継続できるのは、必要とされている証。

森田 浩之(もりた ひろゆき)

入社年度 平成2年
土木部
西日本工業大学 
土木工学科

質問をする度に、言葉よりも先に笑顔がこぼれる森田さん。現在、物部川上流の復旧工事の現場で河川の氾濫や浸食を防ぐために川岸に敷き詰める一個3tもある根固めブロックを1000個造っている最中。この秋から川に施工し、来春完成予定とのことです。

入社のきっかけは?
私の出身地は大豊町です。私が若い頃は今のような地域おこしの事業などが盛んでなかったため、都市部から離れた山間部では、これといった産業が多くありませんでした。そのため、大学進学の時に周囲から、土木建設業界の道を勧められました。
私自身も特別な夢を持つタイプではなかったですし、将来性を考えると良い選択ではないかと思い、土木系の大学に進学しました。
卒業したら地元高知で就職するつもりでいましたので、いろいろな方のアドバイスを受けながら、何社か検討した上、ミタニ建設工業を志望しました。
志望についてですが、実は特に大きな理由があったわけではありません。でも、30年近く働き続けてこれたから、私にとっていい選択だったのでしょうね。

入社してからの印象は?
当時はバブル景気のピークでしたから、同期入社や歳の近い先輩も多くて賑やかでしたね。
職場の雰囲気は、和やかな感じではないでしょうか。他を知らないので比べようがないですが、個人的には昔も今もそんなに変わらない印象です。
一時期景気が大きく落ち込み、土木建設業界を離れる者も居たり、会社も採用を控えたりしたため、私たちより歳が下の世代では社員の層が薄いところもあります。でも、最近はまた採用に積極的になり、若い世代もコンスタントに増えてきているので活気があって良いですね。

仕事のやりがいは?
土木の仕事は、トンネルや橋を造るような一目瞭然のスケールの大きな仕事もあれば、土地の造成や今回の現場のような復旧工事などのように人の目に気づかれにくい仕事もあります。
特に近年では景観を損なわない、生態系に配慮するなどの「自然と共存できる工事」を意識していますからね。
でも、どの現場も大きな責任があり、地域の役に立っている自信があります。ミタニ建設工業が半世紀近く健在し、私自身もその一員として仕事をし続けているのが、その証だと思っています。やりがい…あまり考えたことがないのですが、やりがいがあるから30年近くこの会社一本で土木の仕事をしているのだと思います。

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