先輩カントクたち

「年の功」と「新たな学び」両方活かすことが大切

栗林 秀平(くりばやし しゅうへい)

入社年度 平成20年
舗装部
東海大学 土木工学科

ミタニ建設工業に勤めてまだ9年目ですが、土木建設業界に長く携わっており、豊富な知識と経験のある栗林さん。若い世代の社員から頼られるベテラン現場監督のうちの一人です。

ミタニ建設入社前はどのような仕事に携わっていましたか?
工学系の大学に進み、最初の就職は測量設計の会社に入りました。
その後、土木会社勤務を経て、9年前にご縁があって、ミタニ建設工業に入社し、舗装部に配属されました。
舗装の仕事は、この現場のような道路を造ることはもちろんですが、土木部や建築部と関わって、さまざまな施設の駐車場などの建物まわり、競技場のトラックを仕上げたりする仕事があります。
特に土木部から引き継ぐ仕事が多いため、前職で培った土木の知識がとても役立っています。
最初の就職先の測量設計会社は、事務所で図面と向き合う数字の見方することが多い仕事でした。現場に立つ仕事になると、図面の数字と照らし合わせ、いかに設計通りに進めていくかを考えます。
図面通りに進行するのが困難な現場もたくさんあります。しかし、設計側が意図していることを汲み取り、完成へ向かって前向きに進んでいくことも、現場に立つ人間にとっては大切です。そういったことで測量設計会社時代の図面の見方が役に立っていますね。

現場で大切にしていること、やりがいを感じる時は?
ミタニ建設工業は、土木・舗装・建築三部門がある総合建設業ですので、スケールの大きな仕事に携わることが多いですね。
たとえば、ゴルフ場など。山を切り拓いて土台をつくるのが土木部、クラブハウスを建てるのが建築部。遊歩道や駐車場を整備するのが舗装部です。そういった複合的な要素がある現場で、他部署とフレキシブルな連携がとれることは、仕事をスムーズに進めるにあたって大きなメリットだと感じています。
前職の時に、ミタニ建設工業とJV(共同企業体)で春野運動公園の全面改修工事をしましたが、グラウンドに芝生が入り、遊歩道ができ、フェンス、電光掲示板が設置され、施設全体が仕上がっていくのがじわじわちと実感できたことが楽しかったですね。
大きな仕事を成し得るためには、それぞれの現場担当が他現場に配慮しながら責任を持つことが大切だということも春野の現場で実感しました。

土木建設業界ではベテランですね。
業界歴は長いのですが、ミタニ建設工業、そして舗装の世界ではまだ勤続9年目です。自分より年の若い“先輩”には、自分の経験から得た知惠を教えたり、逆に新しい知識を教えてもらったりという関係ですね。この業界の技術は進歩し続けていますから、学び続ける柔軟な姿勢を持ち続けていきたいです。

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