先輩カントクたち

ただ一つのモノを、自分たちの手で

山上 博司(やまがみ ひろし)

入社年度 平成7年
土木部
高知県立高知工業高校 土木科

見た目はワイルドですが、実は話してみると、ほんわかとした雰囲気を出す山上さん。「コミニケーションスキルをもっと磨かないと」とおっしゃっていましたが、質問に対して気さくに、そして丁寧にいろいろと答えてくださいました。
会話の途中で見せる笑顔は、周りを和ませてくれる、素敵な監督さんの一人です。

建設業に入ったきっかけは?
小さい頃から、「のこぎりで木を切って、金づちで釘を打って」といった工作が好きでした。そういうモノづくりに興味があったので高知工業高校に入学しました。就職活動が始まって、近所にいた建設業に携わる知人に就職先の相談をしたところ「高知で建設業の仕事をしていきたいなら、ミタニ建設工業が良いがやない?」とアドバイスをもらい、就職活動に乗り出しました。気が付くと、入社してから、もう21年が過ぎました。今、振り返ってみると、あっという間ですね。

新人時代の頃と特に思い入れのある現場のエピソードは?
初めの頃に行った現場が別の建設会社の下請け工場で、現場監督としての技術的な研修というよりは、足場屋さんや大工さんたちから指導を受けて体を動かし、工事現場全体の仕事を肌で感じる修行でしたね。特に思い入れのある現場は、ある災害復旧の工事です。初めて現場代理人を任され、発注者さまとのやり取りや工程管理など、工事に関する多くの仕事を私が主軸となって行いました。
この現場で「ああ、仕事できることが一つ増えた。現場監督として一歩、前進できたんだな」と実感ができて嬉しかったのえお覚えています。

建設業で働く醍醐味は?
ただ一つのモノを作り上げていくことですね。似たような現場で、同じような工法で監督することはあっても、1から100まで全く同じという現場は一つもありません。十人十色ではないですが、現場にも一つひとつ違いがあります。担当している今のトンネルの補修工事で言えば、「トンネル補修工事」という意味で一つにまとめることはできても、トンネルごと寸法も違えば、直す箇所の程度も違います。その中で、資料をゼロから作っていきます。自分たちの力で、ただ一つのモノを作り上げて、完成した時の喜びや達成感が醍醐味です。

ミタニ建設工業の職場見学
職業選択は「百聞は一見に如かず」
「この職業って、実際にどんな仕事をしているのかな?」など、どんな仕事に興味を持っていても「百聞は一見に如かず」が、たくさんあります。実際の仕事を知ることができる場、実際に働く人の生の声を聞くことができる場、そして職業選択の一つの指標になればという考えから、ミタニ建設工業では、開かれた職場見学を行っています。機械を使っての測量体験のような技術的な見学に始まり、地域の園児たちとの触れ合いなど、一般的な「建設業」からは想像できない、ミタニ社員が行う幅広い内容を職場見学から知ることができます。建設業に少しでも興味のある学生さんがいらっしゃいましたら、学校関係者の皆さま、ぜひ、お気軽にお問合せください。
※年齢や人数に合わせた職場見学も可能です。

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