素直さと現場の積み重ねが
経験という名の自分の強みとなる

大山 博幸(おおやま ひろゆき)
入社年度 平成5年
舗装部 主任
高知県立安芸工業高等学校 建築科
18歳で入社し、ミタニ建設ひとすじ。勤続22年のキャリアが高知県建設業協会高知支部総会で、その功績を表彰される。多くを語らず、黙々と仕事に打ち込み続ける姿が、社内はもちろん外部関係者の皆さんにも厚い信頼を得ている。
先日、高知県建設業協会高知支部総会で表彰を受けられていらっしゃいますね。おめでとうございます。
大山 ありがとうございます。勤務22年の継続勤務を表彰してくださりました。 安芸工業高校を卒業し、すぐミタニに就職しました。工業高校で勉強したと言っても、実際の現場で仕事をすると、1から勉強という感じでしたね。しばらくは先輩たちに言われるがまま、ひたすら仕事をしていました。

最初の現場はどちらのほうでしたか?
大山 入って1ヶ月は研修ですので、いろいろな現場を回りました。その後は今の津野町に3年くらい滞在しました。舗装の仕事は大きな道路を作ることから、ほんの数メートルを補修する仕事まで大小さまざまです。当時津野町は、小さな道しかありませんでしたから、付近を転々と回っていました。年配の作業員の皆さんと一緒に土まみれになって作業をしましたね。たくさんのことを学ばせていただきました。

その積み重ねが今ですね。
大山 はい。多くの現場を経験し、いろいろな人と関わり徐々に仕事を任せてもらえるようになりましたが、若い頃に体で学んだことは忘れませんね。体力仕事なので、体がキツいことは当然ですが、精神的に辛いということは、年を重ねた今振り返ると、あまり記憶にないのでそんなになかったんじゃないかと思います。現場を仕切るようになって、一番気をつけることはとにかく安全です。これは会社全体でも徹底されています。舗装の仕事は現場を一望できないような広範囲の現場もたくさんあります。多くの人が大きな機械や資材に囲まれて、山の上や川岸などの危険な箇所で作業をするわけですから、いつも初心の構えで安全管理に務めています。また、片側通行などで工事現場と一般車両や歩行者が接近する道路メンテナンスの場合は、どんなアクシデントがあるかを常に想定しています。
今、就職活動をされている皆さんにメッセージをお願いいたします。
大山 自分の考えをしっかり持つことも大切ですが、まず、素直に人の話を聞くことだと思います。中学2年、高校2年になる私の子どもたちにも、同じことを思っています。素直さを持っていると、いろいろな方からたくさんの助言をもらうことができます。その助言の蓄積と自分の経験が実になり、必ず仕事や人生において役に立つものになると思います。