先輩カントクたち

やればやるほど増える
“面白さ”と“やり甲斐”

田中 康満(たなか やすみつ)

入社年度 平成11年
土木部
西日本工業大学土木工学科

お休みは家族と家でのんびり過ごすことが中心の田中さん。「ここはお父さんが作ったんだぞ」と「父の仕事と存在アピール」も欠かさないとか。趣味では、なんと2反(約2000平方メートル)の田畑で野菜やお米を作っているそう。仕事が忙しい時はすれ違いになることもあるので家族の時間は大切にしたい、と笑顔で応えてくれました。

田中さんが建設業界を目指したのは大学からですか?
田中 そうですね、高校は普通高校でした。大学進学の際も、特に強い希望があるわけではなかったのですが一度は県外に出てみたいと思い、九州の西日本工業大学を選びました。ここまでは一般的に言う、「なんとなく」に近い感覚だったと思います。でも、大学で建設土木のことを学んでいくうちにどんどん面白くなってきました。自分の仕事が地図に残る、人の役に立てるということを魅力に感じ、その流れで建設業界に就職しました。大学は県外でしたが、就職は地元でと考えていました。自分の育ってきた故郷に貢献したいと思っていたからです。

やっているうちに、やり甲斐を見出すタイプですね
田中 はい。就職してからもそんな感じでした。工事の現場で先輩から指導を受けて「言う通り」に動くことが仕事の始まりでした。正直「面白い」とか「やり甲斐」を直接感じることはできません。しかし、工事が進む・完成の形が見えてくると、自分の仕事がどんな役に立っているのかが見えてきます。そうなると仕事の面白さが「見えて」くるんです。また完成した現場を家族や友人に「ここは俺が仕事をしたんだ」と得意げに話をしたりしていると、モチベーションもあがりますね。日々ほんの少しずつですが面白味ややり甲斐が増えてきて、今に至っているのだと思います。

任される仕事が多くなると、さらにやり甲斐も増えるのではないでしょうか
田中 もちろんです。私の仕事は一言で言うと現場監督です。現場監督はスケジュール管理や資材の管理・発注、作業員の管理など、工事現場の人・物・時間すべてを取り仕切ることが仕事です。工事の規模にもより、複数人数の現場監督で対応します。その現場監督の中のリーダーを現場代理人と呼びます。経験を積み、私も現場代理人を務める機会が増えてきました。土木部の現場代理人は、発注者である自治体(県や市町村)と会社側のやりとりの窓口になる、いわば「社長の代理」みたいな立場です。自分の考え・発言がミタニ建設工業という会社の考え・発言になるわけです。責任は大きいですがやり甲斐も大きくなりますね

今就職活動をされている皆さんにひと言お願いします
田中 現場経験を積んで、試験を受けると「施工管理技士」の資格を取得できます。二級・一級とあり現場監督としてステップアップしていき、仕事の幅も広がります。資格を得る・経験を積むまでの時間は辛抱も必要だと思いますが、続けると必ず花開きます。「継続は力なり」。続けることは成長です。がんばってください。私もがんばり続けます。

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