先輩カントクたち

人のために役に立つ
これが仕事の基本

笹岡 厚志(ささおか あつし)

入社年度 平成8年
土木部
高知県立高知工業高等学校 土木科

日本全国が注目している津波避難シェルター建設の現場を担う現場監督3名のうちの一人、笹岡さん。図面と作業現場を見る真剣な眼差しと、周辺住民の方とコミュニケーションをとる時のやさしさあふれる笑顔が印象的。さらりとまわりの人をリラックスさせる魅力の持ち主。

笹岡さんの現在の担当は日本初の津波避難シェルターですね。
笹岡 はい。入社してからいろいろな現場を経験してきましたが、今回はミタニ建設工業としても日本初の工事案件です。一大プロジェクトではありますが、図面と計画にのっとり、工事を進めていくことには変わりないので、必要以上に意識せずに日々務めています。

笹岡さんは現場監督というポジションですが、仕事の上で一番大切にしていることはどんなことですか?
笹岡 すべてにおいて円滑に事が運べるように配慮することに重きを置いて仕事をしています。複数の会社がそれぞれの役割に応じて作業を進めるのが工事現場。私たち現場監督が常に束ね役となり、完成に向けて全員が同じ気持ちで仕事ができるような環境をつくらなければならないと思っています。そして、もっと大切なのは周辺の住民の皆さんへの配慮です。トラックやブルドーザーなどの作業車が一日何度となく家の前を通過し、大きな音がしたり、土埃が舞ったりと大変不便な思いをかけてしまいます。特に公共工事は税金を投入して住民の皆さんのお役に立てるものを造ることが使命ですから、工事中もできる限りの気配りをしています。

土木の仕事に携わるようになったきっかけは?
笹岡 高校進学の際、工業高校を受験して専門知識を学んだので、それを活かすためにミタニ建設工業に入りました。実は自宅からも近かったため会社に少し親近感もありました。ただ、遠い現場も多く、現場付近で宿舎を構えるので、会社と自宅の距離はあまり関係なかったです。でも、いろんな土地を知ることも楽しいものです。サーフィンが趣味なので海が近い現場は嬉しいですね。

今回の現場は平成28年3月完成予定ということですが、14ヶ月も家を空けられるんですね。
笹岡 家のことは家内に任せっきりです。たまに帰ると2人の娘たち(現在1歳と5歳)がものすごく成長しています。自宅に戻った時は子どもたちの顔を見ながらのんびり過ごすのが楽しみです。

今、就職活動をされている皆さんにひと言!
笹岡 仕事は人の役に立ってこそ仕事だと思います。公共事業に携わることが多いので、特にそれを強く感じています。「自分のできることをどう社会の役に立てられるのか」を考えて道を探してみることも1つの方法だと思います。

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