人に喜んでもらえる仕事が
自分にも喜びをもたらす

山中 浩樹(やまなか ひろき)
入社年度 平成10年
舗装部
高知県立高知農業高等学校 土木科
広さ324,000㎡(東京ドーム約6.8コ分)、香美市土佐山田町北滝本に建設中のメガソーラー(大規模太陽光発電)の、整地と基礎施工の現場担当のうちの一人が山中さん。休日の家族ドライブで自身が手がけた現場を通る際「ここは、お父さんが作った道だよ!」と自慢をするという、仕事に誇りをもつ2児のパパ。
山中さんは入社17年目ということで、多くの現場経験をお持ちだと思います。どこか印象に残っている現場などはありますか?
山中 どの現場もそれぞれに思い出がありますね。工事をしている際に、付近の住民の方から「道ができると便利になるから完成が待ち遠しい。」などという声をよくいただきます。自分たちの仕事の大切さを実感する瞬間ですね。

新入社員の頃の会社の雰囲気はどうでしたか?
山中 自分の年齢の倍くらいの先輩についての仕事でした。土木の基礎を高校で学んではいましたが、授業だけでの経験は、戦力になりませんでしたね。現場はそれぞれ異なるため、経験を積むまで、ずっと初めての感覚でした。ただ、新しい技術や工法なども開発される業界ですので、ずっと「学ぶ」という姿勢は持ち続けたいですね。

今回監督されている現場はメガソーラーですね。
山中 ソーラーパネル設置の現場を監督するのは4箇所目ですが、新しい施工技術の採用もあり、新鮮です。私たち舗装部の仕事は、土木部が山を切り開いた後の整地と、ソーラーパネルを設置する土台となる基礎コンクリートの施工です。ソーラーパネルの設置は電気工事の仕事となります。
完成した後の達成感は気持ちよさそうですね。
山中 そうですね。どんな現場でも、完成した後に、関わったチームで喜びを共有できるところが自分にとってのやりがいを感じる時ですね。大きな道路の開通セレモニーで、来賓の皆さんが歩くシーンがニュースで報道されていますが、「真の一番通行は自分たちだ!」と内心ニンマリしています。
仕事をやりきったからこそ、ですね。
山中 先輩に言われたことは「怒られるうちが華」。工事の現場は、自分がやらないと覚えない。一から教わるものではない。だから積極的にまず動いてみる、そうすると周りが手を差し伸べてくれる、この繰り返しで仕事を覚え、その時に心がけたことは、自分が知らないことでもまず正面から素直に取り組んでみようということです。仕事の話はもちろん趣味の話でも先輩や同僚、そして後輩が好きなことに少しでも興味を持って会話をしています。コミュニケーションが潤滑だと仕事もさらに楽しくなり、自分自身の心の成長にもつながりますね。私も入社当時にお世話になった先輩方の立場になりました。若い社員たちにはできるだけ自分たちで考えて動いてもらい、そのフォローをしっかりしていきたいと思っています。