先輩カントクたち

地に足のついた喜びの積み重ね
これが現場監督のやり甲斐

吉永 慎也(よしなが しんや)

入社年度 平成3年 
建築部
高知県立安芸工業高校

バンドブーム時に高校生だった吉永さん。今は休止中ではありますが、ミタニ建設工業の同僚を中心にバンドを結成していたそう。いい音色と演奏でバンド全体を支えるタイプの、まさに現場監督気質なギタリスト。

吉永さんは平成3年に入社されてますね
吉永 来年で入社四半世紀ですね。あまり普段意識していないのですが、そう考えると長いですね。安芸工業高校(現在の桜ヶ丘高校)を卒業して、ミタニ建設に入社し、建築部に配属されました。入社して一年間は社員寮での生活でした。野球部にも少しの間入っていました。当時は今のように強くなく、楽しみの感覚が強かったですね。野球部の成長からも年月を感じます。

同期の方に、吉永さんは頼り甲斐のある方だとお伺いしましたが、ご自身ではどう思われますか?
吉永 現場監督という仕事は、技術者や作業員の皆さんが設計図に基づいて安全に、潤滑に仕事を進めることができるように配慮したり指揮したりすることが仕事。現場の人たちをプロとして信頼しています。私が頼れる存在に見えるのは、仕事を一緒にしている皆さんのお蔭なのかもしれません。私が思い悩むほどの困難がないと思えるのも、関わる皆さんあってのことですね。

年間でどれくらいの件数の現場を担当されていますか?
吉永 だいたい1件から2件です。入社してからの現場監督での担当ですと40件余りです。改装工事で短くて1ヶ月、大きな施設では2年に渡って関わる現場もあります。施主さまはもちろん、現場スタッフと密な関係性を持てるため、一つひとつの経験がより深いものになります。

現場監督の仕事のやり甲斐はどんなところにあると思いますか?
吉永 個人宅や法人の社屋などの現場は、施主様自身の思い入れがかなり強いことを感じます。そのため、竣工時、ダイレクトにお客様の喜ぶ声が伝わってきます。その喜びを受けた時に、自分の中にじわじわと充実感がわいてきます。また、公共施設の建設現場で「仕上がりを楽しみにしてます。」など、地元の方から声をいただいたりすると、期待をひしひしと感じ、身が引き締まります。施工中は天候による工期の遅れや、工事開始後に設計の変更や部材の変更なども往々にしてあります。これらは喜んでいただくための完成に向かうプロセスで必要なことだと思っています。それらを経て建物が完成した時、「ああ、無事完成した。今回もいい現場だった。」と成功をじっくりと噛み締めます。この成功の積み重ねが私のやり甲斐なのだと思います。

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